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ガーデニング

ハツカダイコン(手軽にできる有機ベランダ栽培)

2016年6月 - 明治大学特任教授●佐倉朗夫

 有機ベランダ栽培で失敗の少ない野菜の代表格はハツカダイコンです。小型で生育期間が短く、病害虫の心配も少ない上、形や色のバリエーションが多く、作るのも食べるのも楽しい野菜です。
 外気温が10度を超えたらいつでも種まきができますが、7~8月中旬の盛夏は避けます。ハツカダイコンの色は赤、白、紅白、根形は丸形、卵形、長形とさまざまなので、品種選びも楽しみの一つです。どれを選んでも栽培方法は同じです。
 コンテナは深さが15cmほどあれば十分で、列間を10cmとして列状に育てます。標準プランターならば2列が適切です。まずは、地表面に割り箸などを押し付けて深さ5mm程度のまき溝を作ります。まき溝に5cm間隔に種を2~3粒ずつ置きます。種同士は少し離します。次に周りの土を寄せて種の上に薄く掛ける(覆土)、軽く手で押さえ(鎮圧)、水をやります。
 この後、列の両側に種まきした場所が隠れないよう、枯れ葉や枯れ草をごく薄く敷き、乾燥を防ぎます。
 夏は20~30日で収穫ができるので、種まきを2週間くらいの時差で何度か行うと、連続して食べることができます。
 種まきから3~4日で発芽するので、子葉が重なって出てきた部分だけ1本にし、1カ所2本にします。間引いた株に引っ張られて残した株が浮き上がるので、株の両側から土を寄せしっかりと立たせます。その後2週間くらいたって隣と葉が重なるようになったら、小さい方の株を間引き1カ所1株だけ残します。
 種まき直後は、コンテナは乾燥しにくい場所に置きますが、発芽したら日当たりの良い場所で育てます。乾燥するので3~4日に1回霧吹きなどで地表面をぬらすように灌水(かんすい)します。
 害虫の発生が心配なら、種まきと同時に8月ぐらいまで、サンサンネットなどの白色の寒冷しゃをトンネル状に被覆するとよいでしょう。