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ガーデニング

サヤエンドウ(マメ科エンドウ属)

2017年10月 - 土壌医●藤巻久志

 正月の黒豆に始まって、大相撲夏場所のソラマメ、居酒屋のビールにエダマメなどと、日本人は本当によく豆を食べます。大豆で作られる納豆やみそ汁は毎日のように食卓に上がります。
 エダマメと大豆は同じ植物ですが、未熟の前者は野菜に、完熟の後者は食用作物に分類されます。エンドウもサヤエンドウは野菜、ウグイスマメは食用作物に分類されます。
 マメ科の花はとても魅力的です。サヤエンドウは春先に近縁のスイートピー(ハマエンドウ属)に似た花が咲きます。ベランダでサヤエンドウを栽培すれば、花の観賞と野菜の収穫が楽しめます。サヤエンドウには白花種と赤花種があります。
 サヤエンドウの仲間には、未熟な実を食べるグリーンピースと、豆が熟してもさやが柔らかくさやごと食べられるスナップエンドウがあります。エンドウは畑がなくても、日当たりが良ければ、ベランダでも栽培できます。エンドウの生育適温は15~20度で、幼苗のうちは0度以下の低温にも耐えられます。本葉2~3枚のときが最も寒さに強いので、温暖地では10月下旬から11月中旬に種まきします。
 深さ15cm以上のプランターに市販の培養土を入れ、20cm間隔、深さ2cmで、1カ所に3~5粒まきします。本葉2枚ぐらいまでに間引いて、1カ所2本立てにします。暖かくなると急に伸びるので早めに150cmの支柱を立て、つるを誘引します。
 追肥はつぼみが見え始めた頃から1000倍の液肥を1週間置きに施します。肥料が多過ぎると過繁茂になり、実の付きが悪くなります。過湿も嫌うので、少し乾燥気味に管理します。厳寒期には保湿を兼ねて、敷きわらなどで株元を保護すると良いでしょう。
 さやが大きくなり、中の豆がやや膨らんできた頃が収穫適期です。ゆでたり炒めたりして、鮮やかな緑と独特の歯触りをお楽しみください。