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ガーデニング

ホウレンソウ(ヒユ科ホウレンソウ属)

2017年11月 - 土壌医●藤巻久志

 ホウレンソウはアカザ科に分類されてきましたが、DNAが決める新分類ではヒユ科になりました。ヒユ科野菜にはビート、オカヒジキ、フダンソウなどもあります。
 60代以上の人たちは、ホウレンソウは赤い根に栄養があると親に教えられました。当時の赤い根のホウレンソウは東洋種で、種は針種といってとげがありました。現在のホウレンソウの品種のほとんどは、西洋種と東洋種とを掛け合わせた交配種です。丸種の西洋種を母親に、針種の東洋種を父親にして種を取っているので、種は母親と同じ丸種です。
 ホウレンソウの発芽適温は15~20度(最低4度~最高30度)ですから、秋は9月から11月まで種まきできます。寒さに強く、マイナス0~3度でも緑を失わずに収穫できます。畑でなくても、日当たりの良いベランダなら栽培できます。
 深さ15cm以上のプランターに市販の培養土を入れ、浅くまき溝を付け条間10cmで筋まきします。種が隠れるくらいに薄く覆土します。発芽したら、葉が重なったところや生育遅れを順次間引きし、本葉4~5枚までに株間3~4cmにします。追肥は1000倍の液肥を1週間置きに施します。
 草丈が15cmくらいになった物から収穫していきます。冬場はビニールや不織布を掛けて保温すると、生育が早まります。
 ホウレンソウはおひたしやバター炒め、常夜鍋など加熱して食べるのが一般的でした。今は生食するホウレンソウサラダが外食の定番になっています。家庭でも取れたてのホウレンソウにカリカリに炒めたベーコンを散らし、お好みのドレッシングを掛けてお楽しみください。
 ホウレンソウは水菜やルッコラなどのようにごく若取りしてベビーリーフとしても利用できます。若い葉はシュウ酸含量が少ないので、えぐ味がなくおいしく食べられます。