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ファーマーズ広場

地域ブランドが確立できるブドウ作りがしたい

- 福岡市博多区 光安綜一郎さん

栽培品種は、マスカット・オブ・アレキサンドリア(写真)、博多ピオーネ、シャインマスカットの3種類。4反の畑を家族で管理しています。
栽培品種は、マスカット・オブ・アレキサンドリア(写真)、博多ピオーネ、シャインマスカットの3種類。4反の畑を家族で管理しています。
ブドウを栽培するハウスの前で
ブドウを栽培するハウスの前で
「地元との関係も大切にしながらブドウ栽培を頑張ってほしい」と話す父の浩一郎さんも元会社員。綜一郎さんが生まれた年に就農し、今年で27年目だそうです。
「地元との関係も大切にしながらブドウ栽培を頑張ってほしい」と話す父の浩一郎さんも元会社員。綜一郎さんが生まれた年に就農し、今年で27年目だそうです。

福岡市博多区月隈で代々ブドウを栽培している光安さん一家。長男の綜一郎さんは、昨年7月から父の浩一郎さんのもとで、栽培技術を学びながらブドウ栽培に取り組んでいます。今回はブドウ農家の4代目として就農した綜一郎さんにインタビューしました。

Q)前職は何をされていましたか?就農を決めたきっかけは?
光安さん)大学卒業後、広告代理店に3年勤めました。担当業務は、取引先との打ち合わせや納品作業などです。複数の仕事を同時進行で受け持ち、とにかく人と会ってやりとりする仕事が多かったです。一方で、子どもの頃から後を継ぐことは考えていました。そして社会に出てみて、実家に土地や家業があることは恵まれている、この強みを生かして何かしたいと改めて感じ、就農に至りました。

Q)就農してどのような魅力ややりがいを感じますか?また大変なことは?
光安さん)分かりやすい点で言えば、収穫が一番の魅力です。一年間、父とともに農作業に励み、初収穫を迎えた時には、農業のやりがいを感じました。また、ブドウの栽培という一つのことに専念して仕事ができる点にも魅力を感じています。細かい点で言えば、作業効率を上げるために提案したことを、父が取り入れてくれたこともやりがいにつながっています。実際に大変だった作業が改善すると、他の課題に対しても「良いアイデアはないだろうか」と前向きに取り組め、自分自身のモチベーションアップにもつながっています。今後は、前職の知識を生かしてパソコンでのデータ管理を充実できればと考えています。
 今は父と一緒に作業しているので、技術的に大変だと感じることはまだありません。ただ、就農前は収穫時期しか手伝ったことがなかったので、その後の畑の管理などの大変さは感じています。土づくりや剪定など、翌年に向けてどれだけ手をかけてブドウが作られているのかは、就農して初めて分かりました。将来的な点で言えば、自分で農薬や肥料を選び、施していく立場になるので、これから種類や量などを覚えていくことが大変になるのではないかなと思っています。基本的な知識や新しい情報は、JA職員や県の普及指導員からも教わりながら、しっかりと勉強していきたいです。

Q)将来の夢や目標は?
光安さん)まだ専門的なことが分からない状態なので、まず仕事と照らし合わせて聞きたいことを聞ける知識を身につけたいです。昨年、青壮年部で情報交換した時は、知識が不足している部分もあり、あまり質問できませんでした。今年は新型コロナウィルスの影響で、他の部員と会える機会がないので、この期間に知識を増やして、次の情報交換の機会には、先輩方に色々聞けるように質問力をつけたいです。
 将来的には、長くブドウを栽培している地域でもあることをPRして、地域ブランドを確立することが夢です。私は大学で農業経済学を学びました。その時に感じたのは、就農者を増やすためには、収入面を切り離すことができないというころです。安定した農業経営ができれば、「自分も後を継いでみよう」「自分も農業をやってみたい」という後継者の創出にもつながると思います。農業の魅力が発信できるよう、まずはしっかりと収益を上げるような農業経営をめざしたいです。
(令和2年8月取材)

家族で移住・就農 農作業の楽しさを感じながら続けていきたい

- 福岡市東区 松尾巧蔵さん




志賀島農業研修施設を今年の3月に修了し、志賀島でイチゴの栽培を始める松尾巧蔵さんです。家族で移住・就農した松尾さんに、農業や志賀島の魅力、イチゴ農家としての目標などについてインタビューしました!

Q)前職は何をされていましたか?研修施設への入校を決めたきっかけは?
松尾さん)前職は「土木電気」と呼ばれる、街頭や情報板、信号などの電気工事をしていました。完成日が決まっている仕事なので、毎日が時間との闘いでした。時間に追われると、どうしてもプライベートが充実しません。もっと時間を自由に使って、やりがいを感じられる仕事がしたいと思うようになりました。起業も考えましたが、色々と調べるうちに、以前から興味を持っていた「農業」という選択肢にたどり着きました。今まで、農業は先祖代々受け継ぐもので、自分にはできないと思い込んでいましたが、調べてみると、研修から始めて就農するもの、アルバイトから始めて独立するものなど、様々な方法があることを知りました。その中で、志賀島農業研修施設の研修生募集を見つけ、入校を決めました。

Q)研修を通して感じたことは?
松尾さん)育苗期から収穫期まで、イチゴ農家で作業を経験しながら、栽培技術を学べたことがとてもよかったです。受け入れてくださった鍋島さんは、分からないことは何度でも教えてくれました。聞きたいことを遠慮せずに聞ける環境を作っていただいて感謝しています。また、農作業を一緒にさせてもらうことで、農業に対する姿勢を間近で見せてもらえ、「就農したら自分もこんなふうに志賀島の農業に貢献したい」と、将来のやる気につながりました。
研修中に前職の経験が生きていると感じたのは、土を触る時とハウスを建てた時です。前職で土木工事をしていたので、土を触ってどういう性質なのかは比較的早く理解できました。また、就農後に育苗棚や作業小屋を自分で建てましたが、元々ものづくりが好きなこと、前職で工事現場の仮設事務所を建てていたこともあり、スムーズに建てることができました。

Q)農業や志賀島の魅力は?
松尾さん)農作業が楽しく、農業に魅力を感じることは多くあります。子どもの頃、近所に牛舎や田んぼがあるような田舎で農業を身近に感じながら育った点も大きいかもしれません。入校にあたっても、不安よりやる気の方が強かったです。研修に入ってからも、畑をきれいにしたり、次の作業のための準備をしたり、一つ一つの作業にやりがいを感じられ、頑張った分の成果が自分に返ってくる点に魅力を感じながら過ごしました。研修を通して、「農業をずっと続けたい」という思いが強くなりました。
 海と山に囲まれている志賀島には、以前から遊びに来ていました。島の環境も良くて、人の温かさにも魅力を感じます。私にとっては、リゾート地で農業しているような気分です。志賀島では、研修中から気さくに話しかけてくれる人が多かったです。かつてイチゴ農家をしていた方から「ただ作るだけではなく、美味しいものを作らないと売れないよ」と厳しくも温かいアドバイスをいただくこともあります。これから農業で生活していこうと思っている私にとっては、本当にありがたい言葉です。

Q)今後の目標や夢は?
松尾さん)今年は0.5アールに3500株を栽培する予定です。育苗も今のところ問題ないので、定植までしっかり育てたいと思います。まずは、病気をしない苗づくりと予定期間内の定植が目標で、収穫期には商品になるイチゴを出荷できるよう頑張りたいです。家族の理解もあり、就農が決まった後に志賀島に移住してきました。妻も一緒に農作業をしてくれています。
 1年目は、研修で教わったことを自分なりに実践してみるつもりです。その過程で起きた失敗、課題に対して改善点を見つけて、来年につなげていきたいと思っています。力まずにイチゴ栽培に取り組み、何か問題が起きてもリカバリーできる力を身につけていきたいです。そして将来は「どれを食べても美味しいイチゴ」が作れるイチゴ農家をめざしたいと思っています。
(令和2年4月取材)

地域の人に「受け入れてよかった」と思ってもらえる農家をめざしたい

- 福岡市東区 梅津太一朗さん


研修に取り組む梅津さん
研修に取り組む梅津さん
同期の松尾さん(右)と一緒に
同期の松尾さん(右)と一緒に

志賀島農業研修施設を今年の6月に修了し、志賀島でイチゴの栽培を始める梅津太一朗さんです。研修で学んだこと、これからの夢や目標についてインタビューしました!

Q)前職は何をされていましたか?研修施設への入校を決めたきっかけは?
梅津さん)前職では、再生可能エネルギー事業に携わっていました。環境保全につながる仕事にやりがいを感じる一方で、「目に見えるモノを売る仕事がしたい」という思いもありました。そんな時、仕事でイチゴ農家について調べる機会があり、興味を持ち始めました。もともと、定年退職したら野菜作りをするつもりだったので、始めるなら体力がある今から本格的に始めてもいいんじゃないかと思い立ち、2年前から組の支援制度やイチゴ栽培の研修施設などを調べ始めました。「地元で就農したい、できれば自然を感じられる環境で農業がしたい」と思い、志賀島農業研修施設の見学を申し込みました。昨年4月に見学した際に、まだ入校できることをJA職員から聞き、6月の入校を決めました。
Q)研修を受けてよかったことは?
梅津さん)まず、イチゴ農家の鍋島さんのもとで、約1年間しっかりとイチゴ栽培を学べたことがとても良かったです。鍋島さんは、研修中に私が失敗しても、こちらが恐縮するくらい優しく教えてくださって、本当にありがたかったです。志賀島の皆さんにも優しく接してもらい、スムーズに研修ができました。同期の松尾さんと情報交換ができたことも良かったです。私は農学部出身なので、土の成分や肥料など多少の知識はありました。逆に、松尾さんは私が知らない機械や設備についての知識が豊富。お互いに教え合うことができました。研修以外でも、ハウスの組み立てを手伝えたので、実践的な技術や知識も増やせたと思っています。
Q)今後の目標や夢は?
梅津さん)まずは1年間、手をかけてしっかりイチゴを育てることです。今年は就農1年目なので、5アールの広さから始める予定です。奥さんも初めは消極的でしたが、今は手伝うと言ってくれています。可能であれば5年以内に作付面積を3倍に増やせればいいなと考えています。子どもたちもまだ小学生と中学生なので、まだまだお金が必要です。できるだけ早く農業が軌道に乗るように計画を立ててやっていきたいです。そして、生活できるよう稼ぐという目標と並行して、美味しいイチゴをたくさん作るための工夫も続けたいと思っています。地域の方に「梅津さんに就農してもらってよかった」と思ってもらえるように頑張りたいです。
(令和2年1月取材)

博多あまおうの出荷スタート

- 三苫イチゴ部会・志賀イチゴ部会


 三苫イチゴ部会と志賀イチゴ部会は、和白支店(福岡市東区和白)で「令和元年度苺販売合同役員会議」を開きました。イチゴ部会の役員やJA職員、福岡大同青果(株)の担当者あわせて12人が出席し、前年度の実績や情勢、今年度の出荷予定等について話し合いました。今年度の「博多あまおう」の初出荷は、三苫地区が11月27日、志賀島地区が12月9日。2~3月頃に出荷量がピークにある見込みで、5月頃まで出荷の予定です。

和白ネギの出荷が始まりました

- 市内の小学校給食にも供給

12月11日から、福岡市東区和白の出荷場で、白ネギの出荷が始まりました。初日は405キロを出荷。組合員とJA職員は、「和白ネギ」と書かれた段ボールを次々にトラックへ積み込みました。
 和白地区は、砂地の畑で水はけがよく、昔から白ネギの栽培が盛んです。昨年度の年間出荷量は、福岡県全体の出荷量の24%を占め、今年度の夏(6月上旬から9月下旬)の出荷量は、県全体の出荷量の81%。白ネギの産地として高いシェアを誇っています。
 また、地元産の白ネギを子どもたちに知ってもらおうと、福岡市内の小学校の給食にも供給しています。1月は計838キロの白ネギが小学校用に出荷される見込みです。そのうち、1月17日、29日、30日の献立で使われる白ネギは、すべて和白産のものの予定です。