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家族で移住・就農 農作業の楽しさを感じながら続けていきたい

- 福岡市東区 松尾巧蔵さん




志賀島農業研修施設を今年の3月に修了し、志賀島でイチゴの栽培を始める松尾巧蔵さんです。家族で移住・就農した松尾さんに、農業や志賀島の魅力、イチゴ農家としての目標などについてインタビューしました!

Q)前職は何をされていましたか?研修施設への入校を決めたきっかけは?
松尾さん)前職は「土木電気」と呼ばれる、街頭や情報板、信号などの電気工事をしていました。完成日が決まっている仕事なので、毎日が時間との闘いでした。時間に追われると、どうしてもプライベートが充実しません。もっと時間を自由に使って、やりがいを感じられる仕事がしたいと思うようになりました。起業も考えましたが、色々と調べるうちに、以前から興味を持っていた「農業」という選択肢にたどり着きました。今まで、農業は先祖代々受け継ぐもので、自分にはできないと思い込んでいましたが、調べてみると、研修から始めて就農するもの、アルバイトから始めて独立するものなど、様々な方法があることを知りました。その中で、志賀島農業研修施設の研修生募集を見つけ、入校を決めました。

Q)研修を通して感じたことは?
松尾さん)育苗期から収穫期まで、イチゴ農家で作業を経験しながら、栽培技術を学べたことがとてもよかったです。受け入れてくださった鍋島さんは、分からないことは何度でも教えてくれました。聞きたいことを遠慮せずに聞ける環境を作っていただいて感謝しています。また、農作業を一緒にさせてもらうことで、農業に対する姿勢を間近で見せてもらえ、「就農したら自分もこんなふうに志賀島の農業に貢献したい」と、将来のやる気につながりました。
研修中に前職の経験が生きていると感じたのは、土を触る時とハウスを建てた時です。前職で土木工事をしていたので、土を触ってどういう性質なのかは比較的早く理解できました。また、就農後に育苗棚や作業小屋を自分で建てましたが、元々ものづくりが好きなこと、前職で工事現場の仮設事務所を建てていたこともあり、スムーズに建てることができました。

Q)農業や志賀島の魅力は?
松尾さん)農作業が楽しく、農業に魅力を感じることは多くあります。子どもの頃、近所に牛舎や田んぼがあるような田舎で農業を身近に感じながら育った点も大きいかもしれません。入校にあたっても、不安よりやる気の方が強かったです。研修に入ってからも、畑をきれいにしたり、次の作業のための準備をしたり、一つ一つの作業にやりがいを感じられ、頑張った分の成果が自分に返ってくる点に魅力を感じながら過ごしました。研修を通して、「農業をずっと続けたい」という思いが強くなりました。
 海と山に囲まれている志賀島には、以前から遊びに来ていました。島の環境も良くて、人の温かさにも魅力を感じます。私にとっては、リゾート地で農業しているような気分です。志賀島では、研修中から気さくに話しかけてくれる人が多かったです。かつてイチゴ農家をしていた方から「ただ作るだけではなく、美味しいものを作らないと売れないよ」と厳しくも温かいアドバイスをいただくこともあります。これから農業で生活していこうと思っている私にとっては、本当にありがたい言葉です。

Q)今後の目標や夢は?
松尾さん)今年は0.5アールに3500株を栽培する予定です。育苗も今のところ問題ないので、定植までしっかり育てたいと思います。まずは、病気をしない苗づくりと予定期間内の定植が目標で、収穫期には商品になるイチゴを出荷できるよう頑張りたいです。家族の理解もあり、就農が決まった後に志賀島に移住してきました。妻も一緒に農作業をしてくれています。
 1年目は、研修で教わったことを自分なりに実践してみるつもりです。その過程で起きた失敗、課題に対して改善点を見つけて、来年につなげていきたいと思っています。力まずにイチゴ栽培に取り組み、何か問題が起きてもリカバリーできる力を身につけていきたいです。そして将来は「どれを食べても美味しいイチゴ」が作れるイチゴ農家をめざしたいと思っています。
(令和2年4月取材)